インプラント手術が終わった後の流れは?
身体への負担を軽減するためには、インプラント手術後の過ごし方に気をつけましょう。本記事ではインプラント手術後の流れや注意点について解説するため、ぜひ参考にしてください。
インプラント手術後から抜歯までのスケジュール
手術当日は安静に過ごし、翌日に消毒、1~2週間後に抜歯となります。ただし、手術が1回法か2回法かによって、抜歯後のスケジュールが異なる点に注意してください。1回の手術で済む1回法は手術・通院頻度が少なく済むのが特徴です。
一方、2回法は骨とインプラントが結合したら2次手術へ進みます。手術時間が短く細菌感染リスクも低いのが特徴です。近年では1回法の頻度が増加しています。2回法は感染リスクが高い場合や、大規模な骨造成を必要とする場合に用います。どちらの手術法を選ぶのか、医師に確認しておくと安心できるでしょう。
手術後の過ごし方で気をつけるポイント
手術後は患部の回復をサポートするために、過ごし方に気をつけましょう。
- 症状・患部への対応
-
- ・出血があれば安静にし、清潔なガーゼで圧迫する
- ・痛みや腫れがある場合は鎮痛剤を服用し、軽く冷やす
- ・医師から処方された薬は、指示通りに服用する
- ・抜歯するまで手術部位のブレッシングを控える
- ・強くうがいをしない
- ・抜糸後は毛先が柔らかい歯ブラシを使用
- 日常生活の過ごし方
-
- ・手術後1~2日は飲酒・喫煙や運動、長時間の入浴は避ける
- ・術後数日は安静に過ごす
- ・状況により柔らかいものを食べる
- ・食べものは手術箇所と別の歯で噛む
- ・硬いものや熱いもの、刺激物は避ける
患部に刺激を与えると回復が遅れる原因となるので、できるだけ安静に保ちましょう。
こんな症状があれば歯科医へ相談しよう
手術から日数が経っても出血や痛み、腫れといった症状がある場合、患部に問題が生じているかもしれません。通常1~2日で止まる出血が長引いていたり、鼻血がみられたりする場合は医師に相談しましょう。また、痛みや腫れが1週間以上続き、鎮痛剤を服用しても効かない場合も医師の診察が必要です。化膿や下痢、湿疹、下顎の震えが出るのが続くようなら、鎮痛剤や抗生物質が体質に合っていない可能性があります。服用を中断し、医師に連絡してください。
インプラント手術後1週間は安静に過ごすことが大切
インプラントの手術後は、痛みや腫れ、出血といった症状が起こります。そのため、医師の指示通りの過ごし方や処方薬の内服を心がけましょう。また、手術後2週間は安静に過ごし、身体を休めることも大切です。
- Q.1 手術後の食事でおすすめのメニューはありますか?
- A.1 手術の本数によりますが、1本程度のインプラントなら普通の食事が可能です。しかし広範囲にわたる治療の場合、おかゆスープ麺類柔らかく咀嚼が少ないものがおすすめです。
- Q.2 術後はいつから喫煙できますか?
- A.2 基本的にはインプラント治療を機会に禁煙をおすすめします。しかし難しい場合には術前・術後の1週間程度の禁煙は少なくとも行いましょう。